【投稿者コラム】

昔、私が20代のころにお付き合いしていた彼氏がいました。
彼とは5年ほどお付き合いをしており、私が仕事終わりに連絡すると仕事を残業していたためか連絡がつかないことが多かったような人でした。

今回はそんな私と彼の体験談をお話ししたいと思います。

 

順風満帆な恋愛の末

5年もお付き合いをしていると結婚のことを意識し始め、彼も同じ気持ちのようでした。
そんな彼が急に「友達がお店を始めたから手伝う」と仕事終わりにアルバイトを始めました。彼の仕事は体力勝負の仕事だったため、仕事を終わってから他の仕事を夜遅くまですることに私自身不安でした。

それでも友達のお店との話だったため、信用していました。
そんなある日、彼の車の中から明細らしき紙が出てきました。よく見るとそれは消費者金融の明細でした。

彼を問い詰めてみた結果、悲惨な状況が次々判明

なぜこんなところにあるの?とそれほど彼のことを信用していたので、気にはしていませんでしたが、彼氏がアルバイトを始めてから半年程経ちまだアルバイトを辞めてないの?と口論になりました。

なぜアルバイトをするの?と疑問に思い問い詰めましたが、彼は答えません。
その喧嘩途中に彼の車の中から出てきた消費者金融の用紙を思い出し、問い詰めました。すると、彼は急に黙りました。
私がまさか借金があるの…?と聞くと彼は黙ってその後「ごめん…」と。「借金した理由は何?」ご両親が病気をしたとか、彼が借金してでも勉強したいことがあるとか?と思いましたが、理由はパチンコでした。
5年も信用していた彼は仕事終わりの夕方には毎日パチンコをしていたのです。

その後、さらに彼に聞くと一社ではなく6社もの金融機関から借金をしていました。
借金が返せなくなってバイトを始めた、とも言っていました。

それまでタバコを吸っていた彼にまずタバコを辞めて欲しいと頼みました。
そして、6社もある消費者金融の借金をまずご両親に伝えて返済してほしいとも頼みました。そうでないと私はもうお付き合い出来ないと思いました。

6社の借金は始めは1社で20万ほどだったそうです。そのたった20万円の返済をするために利息がつくため30万になり40万になり、返済が出来なくなったため違う消費者金融からお金を借りて返済し、またその2社目の消費者金融の利息が高いので返済困難になり、3社目に手をつける…気づけば全部で300万もの借金になっていました。
始めはちょっとした気持ちで借りた20万円があっと言う間に300万円にもふくらみ自分ではどうしたらよいのかわからなくなって返済出来なくなるのです。
そして返済困難になると会社にも電話が来たり、毎日返済のことを考えるようになりお金に執着するようにもなって人格も変わっていくのだと自分でも話していました。

いったん距離を置いてみたものの、彼は・・・

彼とは少し距離を置いて付き合うことにしました。半年後再会しましたが、彼はまだタバコを辞めれていませんでした。そしてまだパチンコもしていたようでした。もちろん、借金をしながらのパチンコです。
それほどパチンコは有毒性があり、借金をしてでも繰り返ししてしまうものなのでしょう。彼とはその日をきっかけにスッパリお別れをしましたが、その後は他の友人から聞くと自己破産までしたと聞きました。
5年もお付き合いしていた彼でしたが、彼の変わりように驚きさらに魅力を失った彼に絶望さえしています。それほどパチンコやギャンブルはとても怖いものだと思いました。

 

ギャンブルは人を変える。その事を忘れないでください。
今お付き合いしている方たちが同じ道を歩まないように願っています。